マリノス三大意味ある引き分け

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まず、みなさまに申し上げたいのは、サッカーは結果だけでは語れないという事です。勝つか負けるかだけではなく引き分けが数多くある。その引き分けの意味は、サポーターの解釈に委ねられるのです。

 

1 残留争いのさなかに10人で逃げ切ったナビスコ決勝0-0の引き分け

2001年10月27日 ヤマザキナビスコカップ決勝戦 VSジュビロ磐田(国立)

ファーストステージ15位。監督解任。社長死去。レギュラーGKは海外移籍。まさにどん底のシーズンでカップ戦だけは快進撃。しかし、決勝戦では頼れるはずのベテラン・永山が警告二枚で退場。攻撃力に勝る磐田の猛攻を浴びながら120分間を逃げ切った。PK戦は榎本達也が活躍し3-1で勝利しナビスコカップ初制覇を成し遂げた。

 

2 歯が立たなかった強敵相手にエース最後の試合での劇的ボレーで追いつく

1993年1月17日 アジア・カップウィナーズ・カップ決勝戦 VSピルズィ(国立)

アジア二連覇を狙い危なげなく決勝戦に進出。しかし、決勝戦の対戦相手は桁違いの強さだった。立ち上がりはマリノスがチャンスを作るが15分に様子見を終えたのかピルズィが猛攻を開始。以降は劣勢が続く。個人技にもやられて先制を許す。その後も、全くノーチャンス。しかし、残り15分を切って、この日が最後の試合となるレナトが、右からのアーリークロスに飛び込んでボレーでゴールネットを揺らし同点に。後半はじめてのチャンスだった。この試合は辛くも引き分け。第2戦はアウェーで、これもまさかのワンチャンスをものにして1-0で勝利し、アジア二連覇を達成する事になる。

 

3 試合後に選手が嘔吐した岡田イズム結集の激戦

2003年10月26日 Jリーグ2ndステージ第11節 VSセレッソ大阪(国立)

優勝争いのさなかにエアポケットのようにはまった大苦戦。最下位のセレッソに対して受け身に回り、23分に佐藤由紀彦が退場してしまう。4分後に先制され3分後に同点に追いつく。しかし前半終了間際に再びリードされてしまう。後半に入ると、一人少ないにも関わらず猛攻に次ぐ猛攻。圧倒的に攻める。しかし、ギリギリのところでセレッソが凌ぐ。もう、追いつけないのではないかという不安が脳裏をかすめ始める84分にマルキーニョスのシュートがポストに。もはやこれまでか、と思われたが、跳ね返りを那須がクロス。ゴール前に飛び込んだのは、右サイドバックの柳相鉄のダイビングヘッドだった。結局、この引き分けがものをいい、2ndステージは最終節に勝ち点で首位に追いつき、得失点差で逆転優勝。2ステージ完全優勝を果たす。