サポーターが知っておくべきバナナと日本サッカーの関係 マリーシア感情的サポ論


前回、「調査結果から見えるバナナ事件の真相」を書かせていただいた。2014年8月23日、横浜-川崎戦でゴール裏スタンド最前列の横浜サポーター(10代男性)がバナナを振って差別的挑発行為を行った問題はサッカー界に収まらない大きな衝撃を日本中に与えている。

世界的に見れば、コーナーキックを蹴る前に投げ込まれたバナナをダニエウ・アウベスが食べた事件で「バナナ=個人差別」という記号が一気に拡散した。陣野俊史氏著「サッカーと人種差別」によれば、日本のようなバナナで黒人を侮蔑するという文化さえなかった地域にまで、その文化を広める役割を果たしてしまっている。結果的に、ダニエウ・アウベスの事件後の方がバナナ事件は増えてしまったのではないか?という意見もある。ともすれば、臭いものには蓋の発想で「バナナはおやつに含まれますか?」ならぬ「バナナはサッカーと縁を切るべきか?」という「バナナは悪者」という考え方が広がりかねない。

三ツ沢でバナナ事件が起きたときの対戦相手である川崎フロンターレのスペシャルサプライヤーには「株式会社ドール」がある。また、「川崎中央青果株式会社」がバナナの販売を通して川崎フロンターレを支援しており「かわさき応援バナナ」というブランドを「株式会社ドール」協力のもと立ち上げ、川崎市内の量販店で販売している。

 

チキータバナナのブランドで有名な「株式会社 ユニフルーティー ジャパン」は「ヴィッセル神戸バナナ」「ヴァンフォーレ甲府  応援バナナ」を販売している。

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またバナナ事件の当事者である横浜F・マリノスに関しては、ANAグループの「ANAフーズ株式会社(発売開始当時は「日本フレッシュフーズ株式会社」)」より、横浜F・マリノスの未来を応援する「横浜F・マリノスバナナ」が販売されている。商品の売上の一部はマリノスフットボールアカデミー選手育成とサッカー食育キャラバンによる社会貢献活動に役立てられている。

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Jリーグ以外では、かつて、日本バナナ輸入組合全日本少年サッカー大会に協賛。大会期間中に1日に3,000本のバナナを配布するなど協賛活動を行っていた。さらには、少年サッカーに関する出版物やウエブサイトにバナナは頻繁に登場する。バナナは少年サッカーには欠かせない食品となっているのだ。

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なぜ、バナナと日本サッカーの関係は深いのだろう。それはバナナの栄養に理由がある。疲労回復に効くビタミン、熱中症や足が攣ることを予防するカリウムやマグネシウム、筋肉疲労に効くクエン酸が含まれている。昔から日本人に親しまれてきた果物のバナナだが、サッカープレーヤーやサッカーをプレーするお子様の母親にバナナの栄養素を知っていただき食べて試していただく機会を増やすことなどを目的に、サッカーとの接点を増やしてきたのだ。

日本サッカーや応援するJリーグクラブの発展を考えれば、各種大会やクラブに協賛をしていただいてきたバナナを悪者にすることは、サッカー界に大きな損失を与えることを知っておいてほしい。

 

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