マリノス三大劇的な逆転勝利

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まず、皆様に申し上げたいことは、強いクラブには劇的な逆転勝利が沢山あるということです。特に逆転で優勝を決める試合は永遠に語り継がれるのであります。

 

1 絶体絶命0-2からの逆転優勝

1990年1月1日 天皇杯決勝戦 VSヤマハ発動機(国立)

戦前から続く天皇杯の長い歴史の中でも、最も白熱した好勝負として歴史に残る一戦。ヤマハは強烈なフリーキックを持つアンドレが弾丸フリーキックで先制。劣勢を挽回するために加茂監督は、当時は若手ブラジル人の一人にしか過ぎなかったロペス(後に帰化して呂比須に)を投入。ところが、このロペスが事もあろうに、なぜか自陣ペナルティエリア内で浮き球を手で止めてPK献上。あっという間に0-2となってしまう。楽勝ペースと思われたヤマハだが、日産の若大将・長谷川健太の突破からロペスが目の覚めるようなボーレーでの失点に浮き足立つ。柳下の空振りでGK森下と一対一になった、当時、シュート決定率40%以上だったレナトがきっちり決めて同点。終盤はセットプレーの連続で木村和司のFKを佐野がヘディングで決めて大逆転。天皇杯連覇を達成した。

 

2 2点リードを許し残り5分。怒濤のゴールラッシュで3得点。

1998年11月3日 Jリーグ2ndステージ第15節 VS浦和レッズ(国立)

フリューゲルスの吸収合併が発表された直後の試合。合併騒動のせいか試合開始から動きの悪いマリノス。スコアレスで試合は進んだが67分、77分に失点し崖っぷちに追い込まれる。ここで、スーパーサブだった岡山が投入されパワープレーに。85分に城が決めて1点を返す。しかし、そこまで。アディショナルタイムに入るときには1-2。10番バルディビエソの的確なクロスを再び城がヘディングでゴール。同点に追いつくが、アディショナルタイムは3分を切っている。それでも押せ押せ。最後は遠藤が城のスルーパスをゴールマウスに流し込んで逆転。たった5分間で3つのゴールを積み重ねての大逆転となった。

 

3 死力を尽くすゴールの奪い合い。アディショナルタイムに4得点。

1999年5月1日 Jリーグ1stステージ第10節 VS名古屋グランパス(横浜国際)

浦和戦の大逆転から半年後に再び名勝負。史上最も白熱するシーソーゲームを演じた。当時、ストイコビッチは中村俊輔に強烈なライバル意識をぶつけ、横浜-名古屋戦は好ゲームが繰り返されていた。城のゴールで先制すると佐藤一樹が前半終了間際に追加点を挙げてリードは2点に。しかし64分にストイコビッチがゴールをすると一方的に反撃を受ける展開に。持ちこたえる事が出来ず86分に同点に追いつかれ、アディショナルタイムには、遂に逆転されてしまう。ところが、逆転のスピリッツが浸透していたマリノスは、さらに同じアディショナルタイム内に城が同点ゴールを決める。試合は延長戦へ。120分の闘いで痛み分けの引き分けと思われたが、またしても延長後半のアディショナルタイムに三浦淳がゴールを決め、再び逆転。勝利をおさめた。マリノスは小村が退場し、名古屋はトーレスが退場。守りを顧みない真っ向勝負の打ち合いがスタンドを熱狂させた。