マリノス三大豪雨の激戦記録

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まず、皆様に申し上げたいことは、日本の春秋制シーズンはゲリラ豪雨に襲われることが多いということです。そして、日頃は屋根付きスタジアムでの応援に慣れたマリノスサポーターは豪雨に弱いのであります。

 

1 笑っていたら豪雨がこちらに!悲運の延長戦。

2000年8月5日 Jリーグ2ndステージ第8節 VS鹿島アントラーズ(国立)

豪雨の思い出の多い鹿島戦の中でも衝撃的な豪雨だったのが、この試合。当時は、90分間で決着がつかない場合は延長戦を行なうルールとなっていた。雲行きの怪しい天候だったが、残り時間僅かとなった63分に先制を許し73分に追いつくという展開。その後、アウエー側の鹿島ゴール裏だけで雨が降り始める。「あいつら濡れているぜ」それを笑って見ていたのもつかの間、トラックを濡らす雨が、徐々にホーム側ゴール裏に近づき、延長戦に入るとホーム側も雷鳴轟く豪雨に包まれた。延長戦さえなければ豪雨に遭遇することはなかったのだが、これがルールだった。しかも、勝ち点を落としたくない鹿島が倒れて時間稼ぎをするなど、まったく顧客満足を考えない試合展開に、マリノスサポーターは激怒。試合後、あまりのびしょ濡れに、マリーシアメンバーのT君は、「もう無理だ!」と、抽選でもらった柳沢のTシャツに袖を通してしまった。背に腹は代えられないところまで追い込まれた一戦だった。

 

2 階段が滝に!スーツでずぶ濡れ平日のNack5。

2008 年8月28日 Jリーグ第23節 vs大宮アルディージャ(Nack5)

平日木曜日開催のナイトゲーム。試合開始前から怪しかった雲行きは一気に豪雨に。しかも、アウエー側の売店ではカッパもポンチョも売られていない地獄絵図。係員に再入場可能にするように要求し、スタジアム外のローソンにカッパを買いに出る人も出現。ハーフタイムには更に雨脚は強まり、二階席への階段が滝のような水流となり、階段を上ることが出来なくなる。さらに落雷により一部停電。ホーム側のLED看板がの一部が表示できなくなった。試合結果は大宮戦らしく完封負け。

 

3 頭上に落雷!工事中の等々力競技場に逃げる場所無し。

1994年8月20日 Jリーグ2ndステージ第4節 vsヴェルディ川崎(等々力)

等々力の2階バックスタンドが建設中、ゴール裏2階は、まだ着工もされていたかった頃の試合。運悪く、その日は24時間テレビの中で生中継が行われることになっていたため、通常では中止となるコンディションでも試合が強行された。当時のヴェルディ川崎戦は高視聴率番組だったからだ。頭上には雷光が走り、目も開けていられないほどの雨量の中でやっと試合は中断。遠くメインスタンドからは「安全な場所に避難して試合開始をお待ちください。」というアナウンスが聞こえてくる。しかし、びっしりと埋まったゴール裏には屋根もなく芝生席。逃げる場所もなかった。スタンドの裏にあるトイレのプレハブにギュウギュウ詰めになるほど女性は逃げ込んだ。そんな中、ゴール裏芝生席の最上段から歓声があがる。トランペットの音も聞こえる。見れば「T」さん(広島超人)、「I」さん(名古屋超人)、「I」さん(湘南超人)らがトランペットの前で横断幕を広げて気勢を上げている。幕には「●●自決、●●同罪」と書かれていた。審判の判定批判(しかも数試合前の)だった。その時、閃光とともに大轟音が耳を劈いた。彼らの頭上の照明灯に設置された避雷針に落雷したのだ。悲鳴とともに命がけのパフォーマンスは終わった。

豪雨の失点は2分45秒からご覧ください。