調査で判明 ナビスコカップ決勝戦で挑発行為を行なったのは誰か? マリーシア感情的サポ論


2014年ナビスコカップFINAL会場の埼玉スタジアムで広島サポーターが、スタジアム内に設置されているレリーフに養生テープ(剥がしても糊が残りにくい仮止め用のテープ)を貼り付ける行為がありました。この行為に対してレリーフへのテープ貼り行為を行った2名を3試合の入場禁止処分とすることがサンフレッチェ広島から発表されました。

 

レリーフには「浦和レッズとともに」と書かれていました。広島は浦和から多くの選手を引き抜かれている、という両クラブの経緯があります。

この処分発表に対して、サポーターからは多くの意見が発信されています。そして、Japanese Only事件以降、Jリーグが押し進める「挑発的行為を行なうサポーターへの厳しい処分」の姿勢にも疑問の声が上がっています。果たして、埼玉スタジアムで行なわれたのは挑発行為だったのか?事件を防止するには、どのようにすれば良かったのか?アンケート調査から浮かび上がったのは、処分を行なった主催者への厳しい意見でした。

ナビスコカップFINALにおけるサポーター処分についてのアンケート
2014年11月実施 有効回答148

 

広島サポーターが「浦和レッズとともに」の文字を養生テープで隠したことについて、どのように思いますか?広島と浦和の選手引き抜きに関する因縁を考慮してお答えください。

ナビスコ決勝2

広島サポーターが「浦和レッズとともに」の文字を養生テープで隠した気持ちことについて、どのように思いますか?広島と浦和の選手引き抜きに関する因縁を考慮してお答えください。

ナビスコ決勝3

 

意外と感じる方が多いかもしれませんが、今回の行為に対して、70%以上のサポーターは「許されない」と回答しています。しかし、一方で70%以上のサポーターは「気持ちを理解できる」とも答えています。

 

今回の決勝戦は埼玉スタジアムで開催されました。通常であればJリーグのどのクラブのホームスタジアムでもない国立競技場で開催される試合です。また、試合の主催者はクラブではなくJリーグでした。それでは、主催者に対して、どのような意見をサポーターは抱いているのでしょうか。

 

もし自分の応援するクラブを応援するために訪れた決勝戦の会場に、引き抜きで因縁が深いクラブの栄光のレリーフが隠されずに設置されていたとしたら、どのように思いますか?

ナビスコ1なんと76%が、今回の決勝戦の状況を「不快」だと答えています。つまり、多くの広島サポーターは主催者による不快な境遇を我慢しなければならない状況にあったといえます。

 

「浦和レッズとともに」の文字を養生テープで隠した行為の発生原因として、最も大きいと思うことを教えてください。

ナビスコ決勝4おそらく、主催者であるJリーグとクラブは今後の「挑発的行為」発生を抑止するために、2名を3試合の入場禁止処分と発表したものと推察できます。しかし、今回の事件発生の主原因を「サポーターが挑発的な姿勢を持っていること」だと考えているサポーターは16%に留まっています。むしろ、「挑発的行為」を意図せず行なってしまったのは、主催者であるJリーグだったのではないか?という声が半数近くを占めています。行為は「許されない」。しかし、心情は「理解できる」。そして、何が原因だったのか・・・、その原因についての考え方が主催者であるJリーグとサポーターの間で大きく食い違っています。

 

主催者がレリーフを隠さずに設置したままにしたことの責任について、あなたは主催者からの意思表明が必要だとお考えですか?(複数回答可)

ナビスコ決勝6通常、Jリーグで「暴力行為」や「挑発的行為」が発生した場合には、安全で円滑な試合運営の努力を怠ったとして主催クラブが運営責任を問われます。重い罰金を科せられる場合もあります。そのような例と比較すると、今回のJリーグが主催した試合において、運営責任が問われないことについて、サポーターは不満を抱いています。円滑な運営を各クラブに促していたJリーグが、サポーターの感情を逆撫でする行為を行なっているといえます。これはJリーグにとって、良い状況ではありません。

 

今後、「再びこうした事象が発生しないように一層の取り組みを行って参ります。」ということであれば、公平性を保持することが重要です。そして、サポーターの心情を理解した上での運営計画が必要とされるのではないでしょうか。

 

 

 

 

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