マリノス三大秘密兵器 選手編

Pocket

まず、皆様に申し上げたいことは、秘密兵器とは期待されベールに隠され続けてきた戦力のことなのです。そして、最後の見せ場に登場して勝利の立役者になってこそ秘密兵器なのです。

1 兵器なのにいつも別メニュー 矢島卓郎

恵まれた体格を生かし突破からシュートを決める。矢島活躍のイメージは誰もが描ける。「怪我さえなければ日本代表」といわれ続けた逸材。川崎から移籍加入し背番号9を背負ったが、シーズンの大半を別メニューで過ごしている。もはや別メニューが通常メニューであり、矢島は秘密兵器なのか秘密なのか解らなくなってきた。

2 レコバとツートップを組んでいた男 リパティン

「U-23ウルグアイ代表時代にあのレコバと2トップを組んでいた」というのが売り文句。日本では無名だったが大いに期待された。しかし、コンディションが整わなかったのか出場は、わずかに1試合。秘密のままで去っていった。その後、メキシコリーグでは名門アメリカに所属し年間15ゴールを記録と大活躍。それが評価されてイタリアのバーリに移籍すると2年間で2ゴール。秘密の多い謎選手だった。

3 最後まで秘密だった男 ヨビチェビッチ

かつてはレアル・マドリードBに所属。その後もクロアチアの名門NKザグレブに所属していた。横浜F・マリノスには練習生から契約するが出場機会に恵まれなかった。1999年シーズンのホーム最終節、清水戦の秘密兵器と報道され、ついに初出場を果たすが、ジャンピングボレーを失敗したくらいしか印象に残らないプレーに終わり、清水がステージ優勝した。その後、ブラジルのグアラニに移籍するがブラジルでも謎選手と思われたのか、ブラジルメディアからマリーシアに電子メールで質問が入った。なお、質問には「1試合しか出場していないので、どのような選手かは解らない」と回答した。