第95回天皇杯2階の目線2015 横浜1-1滋賀(中断)


天皇杯では試合開始直後の5分間で勝負が決する場合がある。この試合も最初の3分間で大勢は決まった。
「かなりの勢いで追いかけてくるぞ。」
「ここで逃げちゃダメだ。」
「まずい、やられるぞ。」
「やられたか・・・。」

得点を奪われただけではなく、しばらくは多くの選手の腰が引けた。数人を除いて、15分くらいからは自らのプレーを取り戻し、リードされていることさえなければ、悪くない試合となってきた。そして、後半のアタマから投入された仲川が、滋賀の選手を上回る気迫でトリコロールを救った。

あと10分間は早く試合を主審が止めるべきであった。怪我人が出なかったのが幸いだが、紙一重だった。約10分間の中断の間に滋賀の選手は試合再開を望んでか豪雨の中でピッチ上に登場。トリコロールのゴール裏の歌声に合わせて体を動かし、煽るような仕草で、更なる歌声を希望した(審判団はピッチから去るように促した)。だが「選手の安全を考慮」して中断したのだから試合を再開できるわけがなかった。中断ではなく、即刻、順延の決定をすべきだった。たとえ雨が止んだとしても、ピッチの大半に水が浮き、中央部は選手の足首にまで水が届く深さだ。安全にプレーできるわけがない。それでも滋賀の選手がプレーしたかったとしたら、怪我をする可能性があったとしても一か八かで勝負できるこの劣悪な環境での勝負を好んだからであろう。そして、平日の再試合を回避したいアマチュアクラブとしての事情もあったのだろう。

だが、どのような理由があろうとも、選手を守るべきだ。中断前に目にしたものは、すでにサッカーではなかった。

そして翌日、中断した1-1の後半29分からの再開試合が開催されると発表された。そう、あの15分間が、再びやってくる。

This entry was posted in 2階の目線2015. Bookmark the permalink. Follow any comments here with the RSS feed for this post. Both comments and trackbacks are currently closed.

Comments are closed.