マリノス三大期待はずれ助っ人
まず、皆様に申し上げたいことは、助っ人には当たり外れがあるということです。そして、期待されていなくて外れた場合には記憶にすら残らない。そんな助っ人たちが多々いる中で、「期待はずれ」と記憶される助っ人は、それなりにサポーターを楽しませてくれたと言えます。
1 不幸にも膨らみすぎた期待 バスティアニーに
アルゼンチンリーグ2部のボカ・ウニドスという謎のクラブに所属し、以前の所属クラブもイタリア セリエC1、ベネズエラ プリメーラディビジョン、イスラエル プレミアリーグながら、絶大な期待で迎え入れられた。なぜなら、ネット上で公開されていたプレー動画のデキが、ものすごく良かったからだ。実力をはるかに上回る期待が膨らんでしまったという珍しい助っ人だ。目立った活躍をできず、さらには右眼網膜剥離で手術。そして、東日本大震災で帰国した家族との生活を選んだ本人の意思を尊重し契約解除となり日本を去った。
2 怪我の久保、安貞桓の穴を埋めるはずが怪我持ちだった アデマール
エースの久保と安貞桓が怪我。迫っている過密日程。そこで、韓国の城南一和に所属し、トリコロールを相手にA3杯とAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でゴールを挙げたアデマールに白羽の矢が立った。かつてはVfBシュトゥットガルトにも所属した経歴。シーズン開幕ギリギリに大きな期待で迎え入れられたが、入団直後に怪我が発覚。明らかにコンディションが悪く、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の1試合出場のみでの帰国となった。
3 3年契約の高額助っ人はプロ・インスタグラマーだった カイケ
得点力不足に泣くトリコロールが獲得した待望のストライカー・・・だったはずだ。発端はツイッター。シーズン中にブラジル時間に合わせて深夜にツイートを多発することでサポーターが不安視。その後、コンディション不良からかベンチ外に。川崎戦開催中に銀座で撮影した写真をインスタグラムに投稿するなどが問題になり、理由のない遅刻の常習も発覚。無期限練習参加禁止処分となる。その後もツイッター、インスタグラムへの投稿は止まらず戦力外に。しかし、3年契約の違約金や高額年俸がネックとなり完全移籍に至らず。レンタル移籍となった。