Jリーグ2階の目線2017 横浜3-0札幌


まさかの開幕2戦連続の3得点。またしても美しいゴールを連発。3-0の快勝。元レッドスターの2人は連続ゴール。豪州代表のデゲネクは1人で3人を倒した。強い。勝ち点3を奪取し、次節の鹿島戦への勢いをつける。

選手たちは、自らの発見した課題を解消し、ステップアップしていく。サイドに走りこんでくる天野のプレーは何度も札幌ゴールを脅かした。バックステップの隙を突かれたデゲネクは、試合前から半袖短パンで、一人、バックステップからのヘディングの練習。ゴール以外の自らのプレーに不満だった前田は積極的なドリブル。

札幌は、守備を始める位置は深いが最終ラインが浅くコンパクト。更には、厳しくコンタクトしてくる。ファール後に謝罪するもののかなり際どい。そしてトリコロールを苦しめたのは試合開始前に撒き過ぎた水。選手が足をとられる。うまくいかない試合展開の中で選手たちが声をかけあう。天野のセットプレーのときには、Jリーグ史上最も可愛いキャプテンが、フィールドプレーヤー全選手に自ら回って声をかけ、大きなジェスチャーでプレーに注文をつける。

トリコロールがゆっくりとパスを回すことはなかった。昨年までの堅守遅攻の行き詰まりから解放されたトリコロールは、後半に一気呵成に攻め込み堅守速攻でスタンドを沸かせた。何が起きたのか、一瞬、わからなかった。だからゴールネットが揺れて歓声が起こるまでの間に、小さな間が空いた。それほど、バブンスキーのゴールは難しく、また芸術性が高い。後ろからのボールを左足のアウトで巻いてゴールマウスへ。こんな男を練習生として地球の裏側にまで連れてくるとは、CFG恐るべし。

そしてケイマン。ごっつあんゴール。それが良い。ストライカーは難しいことをする必要がない。良い場所で簡単にゴールを決めるのが最も良い。スタンドから祝福の声援と歓声。
「斎藤だけが喜んでいない!」

「昨年までは弱点だった選手交代なのに。」
「今年は選手交代すると戦力がアップするぞ。」

パスを預け、天野が左サイドに回り込んで縦に走る。そこにパスが出る。速くて低いクロスを入れると走りこんできたウーゴ!GKの股を抜いたシュートはゴールへ。
「素晴らしい!!」
「見事!!」
「天野も凄い!!」

昨シーズンに広島の佐々木に悪質なタックルを食らわして靭帯断裂に追い込んだ記憶も新しい札幌の横山が、ウーゴのファールをアピールしている。プレー再開後もウーゴの腕を引っ張るなど負け惜しみ(横山がウーゴを止めようとウーゴに手を伸ばさなければ横山が倒れることはなかった)。札幌は前半は見事な闘いぶりだったが、肝心のセンターバックが、このような選手なのが惜しい。逆にトリコロールはギラギラしている。誰も油断できない。なぜなら、敵は札幌にあらず。いつ誰にポジションを奪われてもおかしくない選手たちは、ボールをもらえばゴールに向かって突進する。結果を残さなければならないのだ。少しばかり無理なコースであってシュートを狙う。ゴール前のシーンが増える。それは、サッカーという、この単純なルールのスポーツの、最もあるべき姿だ。その単純な面白さがスタンドを沸かせる。

試合終了。3-0。前節に続いてスカッとする勝利。三ツ沢の坂を下る足取りも会話も軽い。
「鹿島戦は、そう簡単には勝てないと思うけれど、けっこうやれると思うんだよ。」
「松原が持ち味を発揮したし。」
「これからウーゴのコンディションが上がってくるからな。」
「でも、この勢いでハーバーを食べるとウーゴ、やばいぞ。」
「ただ、この調子でいっても、そう簡単じゃないですよ。」
「デゲネクは6月にコンフェデで抜けるんですよ。」
「マケドニア代表のワールドカップ予選もある。」
「神戸のアウェイには行きたいな。だって、ウチのスキーの方が神戸のなんとかスキーよりも安くて凄いぜ!!」

<試合後のコメントはこちらをご覧ください。>

<様々な目線から捉えた試合>

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