Jリーグ ルヴァンカップ2階の目線2017横浜0-2神戸


忘れられているかもしれないが、モンバエルツ監督はリーグ優勝を宣言していない。明言しているのは「ACL出場権を狙うこと」「カップ戦タイトルを獲ること」だ。昨年のリーグ戦順位が二桁ということもあり、軽々しくリーグ優勝を口にすることはできない。だが、カップ戦に関しては、獲ることは十分に可能だという考えだ。その上で、この試合のメンバーがセレクトされている。起用された選手は、監督の期待に応えられただろうか。

驚いたことに、時間が進むにつれて、このチームを牽引しているのが遠藤だということが判ってくる。今シーズンの闘い方を、リーグ戦と遜色なく、そのまま実践できているのは遠藤なのだ。だから、遠藤をのプレーを見ると、不思議な安心感がある。「あ、いつも見ているトリコロールね」という心地だ。前田や新井のように、リーグ戦に出場している選手たちからは、今シーズンのやり方を感じる。だが、どうしても、それを感じられない選手もいる。選手の前をパスが通過するシーンが目立つ。走るべきタイミングに走れていないからだ。闘う姿勢や、やる気だけではサッカーの課題は解決しない。失点すると積極性が不足し、試合は徐々に停滞していく。

試合が動き、スタンドから歓声が続けて上がるようになったのは、背番号41の山田がピッチに登場してからだった。すぐに、中盤の底から、左サイドを駆けて、パスを呼び込む動きを仕掛ける。山田の動きで、やっといつものトリコロールが帰ってきた。しかし、時間切れ。ゴールを奪うには、あまりに与えられた時間が短かった。

試合後のスタンドから選手に贈られる声に、いつもの熱が足りなかった理由は、負けたからでも、気温が低かったからだけでも、古河の社宅が消えてしまったからでもないだろう。試合終了直後には、ブーイングも聞こえた。

思い返してみれば、グループリーグを1位抜けした昨年も、2試合を終えて勝ち点1だった。だから、今年も、まだ道を見失っていない。だが、ピッチ上の彼らが、このクラブでプロサッカー選手として歩んでいくための道幅は意外と狭い。次の世代が、すでに闘いには参入してきているのだ。それを、どのように受け止め、次の試合に臨んでくるのかに注目したい。

<試合後のコメントはこちらをご覧ください。>

<様々な目線から捉えた試合>

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