Jリーグ2階の目線2017 横浜2-0神戸


外しまくっていたウーゴ・ヴィエラ。つまり、チャンスを作り続けていたとも言える。そこで最後に外したならば、持っていない奴。だが、彼は最後に決めた。たとえ、それが意図せず体に当たったシュートであっても、ゴールに祝福される男であることを証明した。力づくで押し込んだ2点目。開幕戦の頃を思い起こす、狙い通りのサイドからの崩しで奪い取った先制点。ピンチは、たったの1回だけ。気がつけば4連勝だ。

昨シーズンに、このような試合がなかったのは当たり前のことなのだが、ここ数年を振り返って、ここまでクラブ全体が一体感を感じさせる完勝があっただろうか。2-0の完封勝利だっただけではない。ポルトガル国民とウーゴ・ヴィエラへのメッセージ、光邦さんへのエール、完璧なタイミングとセレクトで始まるチャントやコール、卑劣なタックルで学を傷つけた伊野波へのブーイング。友と過ごすホームスタジアムでの時間は、何もかもが素晴らしかった。学は得点できなかったことを悔やんだ。だが、それは、シーズン当初のように学がキャプテンとして入れ込んで、チーム全体にまで気を使わなくてもよくなったが故の余裕から出る悔やみだ。いつの間にか、マルティノスは痛がることが少なくなった。天野も前節とは見違えるような素晴らしいプレーを披露した。ジョンスはレギュラーのような安定してプレーを続け、中澤は別格。下平のいやらしい、神戸のパスミスをスローインにする動きに安心。少しばかりの停滞を経たが、トリコロールは小さな前進を続けてきた。いまや、その歩みは誰が見ても確実なものと実感できる。

この勝利を語るに多くの言葉は不要だ。「完勝だった」「美しく勝利した」ただそれだけでも良い。語れば語るほど、この胸の中の満足感がチープなものになってしまう気がする。そして、告白する。中町のゴールのときに突き指したので痛みが走り、これ以上、キーボードで語ることを避けたい。このクラブと毎週末を過ごし始めて25年。いまだに、このクラブは怪我をするほどの熱狂を与え続けてくれている。

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<様々な目線から捉えた試合>

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