サポ論マリーシア感情的サポ論

行くのが面倒なアウェイスタジアムと行きたくなるスタジアムとは(2018) マリーシア感情的サポ論


サポーターは日本全国どこへでも、世界の果てまでも、愛するクラブの試合があれば応援に駆けつける。前回は横浜F・マリノスサポーターが好きなアウェイスタジアムについてアンケート調査結果と考察を紹介した。今回は逆に行くのが面倒なスタジアムについての横浜F・マリノスサポーターを対象にしたアンケート調査結果を紹介する。

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まずは観光の魅力と行くのが面倒なスタジアムについて考えてみたい。

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横浜F・マリノスサポーターが選ぶ、観光を楽しめそうなスタジアムには、全国の観光地に隣接するスタジアムがランクインしている。一方、行くのが面倒なスタジアムには、アクセスが悪い、もしくは、大分や富山のように横浜からの移動時間が極端に長くかかるスタジアムがランクインしている。大分県には別府温泉や湯布院といった人気観光地があるが観光を楽しめそうなスタジアムにランクインしていない。これは、移動距離が長く十分に観光を楽しむ時間がないイメージがあるためと考えられる。特に、空港からスタジアムまでのアクセスが悪いことが知られていることも大きい。行くのが面倒なスタジアムのうち6つのスタジアムが「試合後の混雑で帰宅に苦労しそうなスタジアム」でもランクインしていることも見逃せない。また行くのが面倒なスタジアムの上位3つのスタジアムは「アクセスが悪そうなスタジアム」でも上位3つに入っている。

上記2つのランキングの両方にランクインしているのはエディオンスタジアム広島だけとなっている。観光の魅力を感じる、しかし、行くのは面倒・・・というサポーターのジレンマが感じられる。エディオンスタジアム広島を除けば、観光を楽しめそうなスタジアムは「行くのが面倒」には感じない。やはり、アウェイ遠征と観光の魅力は切っても切り離せない関係にある。

 

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行くのが面倒な理由の1位は「最寄り駅からのアクセスが悪い」となっており、遠征全体の移動に要する時間よりも最寄り駅からのアクセスが重要であることがわかる。アクセスに関してはシャトルバスの本数増加やオペレーション向上により、サポーターの受けるイメージは大きく異なる。2位の「アウェイ(ビジター)席の環境が悪い」については、特に立ち見席が評価を下げているケースが多い。立ち見席は見やすさの問題よりも「座席確保のトラブルを起こしやすい」ことが問題視されている。

 

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横浜F・マリノスサポーターが「行ってみたら想像よりも良かった」理由は、特にスタジアム関係者に注目していただきたい項目。その中でも山梨中銀スタジアムを見てほしい。運営、スタジアムグルメ、さらには、距離の遠さを帳消しにするシャトルバスの運用で高評価を得ていることがわかる。山梨中銀スタジアムは「良い運営をするイメージのあるスタジアム」で3位にランクインしている。

山梨中銀スタジアムの例を見ると、アクセスの悪さや陸上兼用という条件があっても、オペレーションやコンテンツによって高評価を得ることができるということがわかる。全国のスタジアムが、サポーターにとって、より満足度の高いエンターテイメント提供の場所になることを願う。