Jリーグ2階の目線2018 横浜1-0清水


清水の竹内は試合後のインタビューで「自分達のスタイルは貫けた」と語った。トリコロールも、当初のアンカーを置くスタイルから、少しばかりの妥協はしているものの、今、やるべきスタイルを披露することが出来た。力と力の激突する好ゲーム。日本平は沸きに沸いた。

序盤は清水の猛攻。サイドからボールを運び、その間にゴール前に4人が入る。クロスは低く速く。大外の選手が決めてくる。これまで得点を重ねてきたテンポの良い攻撃。序盤の5分間で好試合の予感は的中する。

「でも大丈夫、大丈夫。これを90分間も続けられわけがないって。」
「アーリーでクロスを入れさせなければ、サイドは捨てても大丈夫。」

その預言は的中。清水のクロスは浮き玉が増えて行く。背番号28の立田は走らされ、後半の早い時間に脚を攣る、79分に10km以上を走り交代した。逆に自ら走って72分に賞賛の大拍手に贈られてピッチから下がったのは大津だった。

「大津が凄い。」
「大津が仕掛けると清水の選手が下がる。」

ピッチに現れる獲物に餓えたしなやかな身体。今に始まった事じゃない。前にもロンドン五輪で見た。その美しい姿の中身は野獣だぜ、大津。
※元ネタ Maneater -Daryl Hall & John Oates (1982)

大津にはドリブルが武器だというイメージがある。だからだろうか、清水の中央の選手は、一瞬、身構える。だが、大津が狙うのはウーゴとの距離を意識しながらのディフェンスラインの裏。走り込む。今シーズンのやり方に欠けていたのは、この中央突破をうかがわせるプレーだった。鍵は開いた。すると、ユンユンとブマルが清水のディフェンスラインと中盤の選手の間のスペースでパスを受ける機会が増える。パスにオートマチズムが加わりスピードが上がる。吉尾が投入されると、スピード感が更に増す。もし今後、開幕当初のアンカーを置くスタイルで、大津の隣に天野や吉尾が、またはブマルが配置されるサッカーに発展したら、このサッカーは、どこまで魅力的な進化をしていくのだろう。

逆に焦りを感じさせたのは遠藤。代表帰りでコンディションを考慮されたとはいえ、いきなりレギュラー確保に黄色信号。プレーに気負いが見える。それでも気迫のダイビングヘッドでゴールに迫る。松原は出血に耐えて最後まで闘い続けた。デゲネクは代表帰りでありながらフィジカルコンタクトで相手を圧倒する強さを見せる。
「ミロシュは代表で、とんでもない奴らとやり合ってきたからな。」

今シーズンのポジション争いは昨シーズンよりもアツい。

<試合後のコメントはこちらをご覧ください。>

<様々な目線から捉えた試合>

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