Jリーグ ルヴァンカップ2階の目線2018横浜3-1ガンバ

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アウェイゲームで大勝。スリリングな試合になるか、それとも余裕のある安心のゲーム運びを披露するか、期待と不安の合間の心境で日産スタジアムに足を運んだのは1万人以上。当日券が伸びた。このチームの行く末が、みんな気になるようだ。

立ち上がりから積極的にボールを奪い取り、ピッチを大きく使ってパス回し。休まない。ガンバは焦り、突っ込んでくる守備。それをいなす。パスを引き出す動き、パスコースを作るための運ぶドリブル、そしてコンパクトな守備陣形。余計な手間をかけすぎず、中央突破も再三狙う。これこそが、トリコロールの目指す姿。誰もサボらない。仲間への思いやりすらスタンドに伝わる。冷静に闘った。

先制、そして追加点。

「もうこれくらいにして帰ってやるをやりたい。」
「ファビオあたりを退場にしてリーグ戦にもダメージを与えたい。」
「あと、見たいのは宮本の退席だな。」
「それ見たい!」

過密日程で動きが落ちる前に早めの選手交代。思うように得点できないウーゴ。一度もゴールネットを揺らせていないユンユン。あのストライカーが、絶好のチャンスにシュートを置きにいき外す。
「どうしたんだウーゴ!」
ところが、終盤はスタンドとピッチ上が一体化したユンユン大応援大会。その雰囲気に飲まれたのか、それとも、これも仲間思いからか、ウーゴが絶好機にユンユンにパス。そしてノーゴール。ダメなのか!?と思ったが一瞬、追加点をゲットしたのは伊藤翔のショータイムシュートだった。
「やっぱ冷静だわ。」
「あのコースを狙ってくるとは・・・。」
「今の伊藤翔には全てが見えている。」

愛と信頼に満ちたホームスタジアムだった。この日の朝は「つちへんのおおさか」の歓喜に日本中が包まれたが、「こざとへんのおおさか」に勝利は遠かった。それでも、彼らもまた、試合後に愛を確認していた。

<試合後のコメントはこちらをご覧ください。>

<様々な目線から捉えた試合>