Jリーグ2階の目線2022 横浜F・マリノス4-1浦和 最終節は馬鹿になれ

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ホーム連敗を経て迎えた浦和戦は、やりたいことが十分にできた。意図通りの崩しから得点を重ね、試合後は最高潮の雰囲気となった。コロナ禍でありながら4万人以上が日産スタジアムに集まり、選手を後押しした。直近の2試合とは異なり、試合開始早々から大音量の手拍子が響いた。恐る恐るパスを回し、緊迫の空気が漂っていたガンバ大阪戦、ジュビロ磐田戦とは明らかに異なる。「元気よく行こうぜトリコロールの勇者たち」というメッセージは確実にピッチに届いていた。

ここにきて小池龍太と松原の2枚が揃い、試合終盤にボランチにテコ入れする選手起用をできるようになったことが大きい。逃げ切るにしても、あと1点を奪いにいくにしても、中盤の強度を維持したままで90分間を戦い続けることができる。

そして、西村の復調は心強い。今のトリコロールには、西村のような前線でボールを奪還できる攻撃的ポジションの選手が必要なのだ。ピッチ上の全てがスムーズに見えた。

いよいよ最終決戦だ。試合が行われるのは11月5日土曜日だが、すでに4日にからタイムライン上は関西を旅するトリコロールサポーターで賑わっている。前売り券は完売。音が響きやすいスタジアムなので、大音量の応援が選手を奮い立たせるだろう。元気があれば何でもできる。

この道をゆけばどうなるものか、危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし、踏み出せばその一足がみちとなり、その一足が道となる。迷わず行けよ 行けばわかるさ。