マリノス三大ドリブラー

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まず、皆様に申し上げたいことは、ドリブラーはサッカー選手の花形ということです。そして速さだけがドリブラーじゃない。上手さや強さが光るドリブラーも歴史に名を連ねています。

 

1 かつてのサッカー少年は誰もが憧れたキンタダンス 金田喜稔

金田喜稔の入社はトリコロールの一大転機だった。中央大学在籍時からドリブルテクニックを武器に日本代表に選出され、世界と闘ってきた金田喜稔を戦力に加えると、瞬く間に天皇杯を獲得。トリコロールが日本サッカー界のメインストリートを歩き始めることとなった。金田喜稔のドリブルはフェイントテクニックと緩急で敵を抜き去るもの。またぎフェイントはキンタダンスと呼ばれた。カズ出現までは彼の専売特許のようなテクニックだった。

 

2 孤高のゴリゴリ型ドリブラー 山瀬功治

札幌、浦和在籍時にはドリブラーの印象は薄く、2列目から長い距離を走って裏に抜け出すのが特徴の選手だった。移籍後、ロナウジーニョに影響されてプレースタイルが急変。敵に身体をぶつけても倒れずに、ゴリゴリ言わせて前へ進むドリブラーとなった。残念ながらシュートまでゴリゴリしていて、枠を外すことが多かったが、ドリブルの魅力は輝きを放っていた。

 

3 セットプレー以外も実は凄い 中村俊輔

フリーキックに注目が集まりがちだが、実はドリブルも凄い。特に、左右の脚で細かくボールを持ち替えて左右に揺さぶるテクニックは絶品。敵の動きを見極めて駆け引きし、体重移動の裏を突いて抜き去るスタイル。そして簡単には倒れない。