浦和サポーターはなぜ反体制を好むのか?マリーシア感情的サポ論
浦和サポーターは反体制を好むのは90年代前半のポリシーが引き継がれているから。
「官製コレオ問題」「2シーズン制問題」などで浦和サポーターの行動が目立つ。浦和サポーターは権威や大きな組織との闘いを好む印象がある。これはなぜか?そのルーツはJリーグ開幕前年の1992年にある。
浦和サポーターは当初、2つの組織で立ち上がった。1つ目は浦和市役所の有志が結成したサンバ隊。一方で、もっと浦和ならではの応援を創りたいという想いを持ったサポーターが集まり11月に「クレージーコールズ」が立ち上がった。リーダーの吉沢康一氏が打ち出したポリシーは「不良性」。「不良性」をもった人は強烈に記憶に残る、という考え方だった。例えば、ジェームス・ディーンや赤城圭一郎のような人物像。その信念が21世紀に入っても、常に引き継がれているのである。